フォーリミがフェス出演キャンセル!インフルエンザ騒動からみるバンドのあり方と体制!
2018年12月21日にフォーリミのギター・RYU-TAがインフルエンザになった。12月26日には、フォーリミのギター・HIROKAZがインフルエンザを発症する。1バンドで1週間に2人がインフルエンザを発症するという事態から、バンドについて少し考察してみた。
フォーリミのインフルエンザ発覚
最初にインフルエンザが発覚したのは、RYU-TAだ。
幸いにもギターは2人体制で、パワーコード演奏がメインのRYU-TAはライブを休み、残りのメンバーとサポートメンバーを入れた状態で出演することになった。
さらに、HIROKAZが26日に発症が発覚。
今回ばかりは、バンド内感染を疑い27日に開催されるライブを出演キャンセルすることにした。
この騒動に痺れを切らしたのが、フォーリミのファンだ。
フォーリミのファンだからこそキャンセルを受け入れるべき
フォーリミのファンからは、今回のインフルエンザ騒動で
「感染していないGENだけでもサポートメンバー入れてでろ」
「ホテル取ったのにどうするんだ」
という意見が聞こえている。
個人的には「病気の人が療養するのは当然の権利であり、病気を拡大させないためにも必要」だと思う。
GENは感染していないものの、感染している状態に限りなく近いといって良い。
同じバンドで相当なかが悪いか、余程売れていない限りは移動の車や電車なども同じ場合がある。
もちろん、ホテルも同じ部屋では無いにせよ、施設が一緒なことがほとんどだ。
同じ食事をしているかもしれないし、楽屋が同室であればなおさら。
GENは
「他のアーティストに心配をかけないためにも、出演をキャンセルした」と説明したが、やはりファンの怒りの声は少なからず聞こえる。
インフルエンザから考えるバンドのあり方
バンドとは、好きでやっている集合体だが芸能事務所や音楽事務所からすれば「商品」だ。
バンドが出演するフェスを運営するにも、キャスティングするにも、レコーディングするにも、移動するにも大人が関わってお金が発生している。
バンドは売り上げを上げてなんぼだ。
つまり何が言いたいかといえば
「体調管理も含めてプロ」ということ。
バンドは増え続けている。
Youtubeの発達やApple Musicなど音楽ダウンロードサービスの普及から、インディーズバンドでも表舞台で活躍する機会が増えている。
そのほとんどのバンドが真剣にやっていると思うし、武道館やスーパーアリーナなど個々で目標を定めていると思う。
その過程で大切なのは、ファンからの評価や実績だ。
体調管理も含めプロというのは、ある種残酷な言葉のように聞こえるが
芸能関係の仕事はこの一言に尽きるのでは無いだろうか。
フォーリミはプロだ。
プロなら、プロらしく体調管理をして欲しかった。
でも、インフルエンザになってしまったらそれはそれで仕方が無い。
今は休むのがワンベストだろう。
緊急事態のバンド体制はどうするか
演劇やオペラ・ミュージカルなどの舞台では、緊急時に備えて代役を用意している。
バンドでも緊急時に備えて代役を立てる。
というわけにはいかない。
バンドのあり方で述べたように「プロ」としての意識を高く持ち、今後の課題にして欲しい。
また、フェス運営サイドやバンドだけでなく、フェスに行くファンも無理にいかないで欲しい。
インフルエンザや風邪にかかって体調が悪くても「大丈夫だろう」という安直な考えで外出しないように。
あなたの好きなバンドが体調不良で出演キャンセルする背景には、あなたの風邪が関係しているかもしれない。
冬こそ健康管理の重要性
冬は寒い。
冬は乾燥しやすい。
冬は風邪をひきやすい。
これは、ある意味冬の常識になっている。
だからこそ、マスクをつける日本人は多く、手洗いやうがいの重要性がニュースなどで報道されている。
インフルエンザは冬に患者数が増加しやすく、空気感染で伝染していく。
クラスに1人インフルエンザが出ると、同じクラスでも感染したのが懐かしい人もいるのではないだろうか。
バンドでも同じだ。
ライブハウスでライブをしているバンドは、人口密度が高い環境でのライブなため感染しやすい。
フェスに出演しているバンドは、人口が多いため感染しやすい。
どちらにせよ、バンドマンという人と触れ合う機会が多い職業は健康管理に気をつけるべきだ。
しかし、ウイルスや細菌は目に見えない。
インフルエンザの原因はウイルスだが、可視化できず空気中を彷徨っている。
みなさんも今年の冬はインフルエンザを始め、体調管理に気をつけてほしい。
そして、フォーリミのメンバーが1日でも早くファンの目の前に現れて元気な姿を見せて欲しい。