星野源【POP VIRUS】に感染!ライブとバンドメンバーも紹介
ついに星野源待望の新アルバム【POP VIRUS】が発売される。前作のYELLOW DANCERから実に3年ぶりのアルバム発売となり、筆者を含めファンは大興奮の夜を過ごしている。すでに、POP VIRUSに収録されている【Pop Virus】と【Hello Song】の2曲はYoutubeの星野源公式チャンネルで一部視聴できるので、その素晴らしさを踏まえ、今回の新アルバム【POP VIRUS】に感染してしまった20代の男性の病状について紹介していこうと思う。これが本当の感染列島なのではないだろうか。
星野源とPOP VIRUS
星野源がPOP VIRUSというタイトルをつけた裏にはライター・川勝正幸の存在があった。川勝氏の著書『ポップ中毒者の手記』から【POP VIRUS】というタイトルになったという。
すでに川勝氏は亡くなっているが、この手記では、世界中の都市で同じような音楽を好むポップカルチャーという現象を、感染にたとえているいわば造語だ。
星野源は『SUN』で一発ホームランを打ったかと思いきや、『恋』で追加のダメ押し満塁ホームランを打ったのだ。
恋のヒットは星野源の想定の範囲外まで及び、自分の音楽が感染症のようにヒットしたことから【POP VIRUS】というタイトルにしたのではないだろうか。
POP VIRUSのアルバムジャケットは心臓の形をモチーフにしている。花の赤と青のコントラストが、心臓の静脈と動脈を表現しているのは医療関係者の端くれとしてすごくユーモアがあると感じた。
星野源の過去作品とPOP VIRUSの比較
星野源は一度、脳梗塞で倒れた。その後、奇跡の復活を遂げてからというもの音楽に変化が出てきたのは本人の口からも度々メディアに発信されている。
たとえば、脳梗塞を発症する前の発表作品である「Stranger」や「ばかのうた」「エピソード」といった過去のアルバム作品をみると、比較的アコースティックギターがメインで落ち着いた、影のあるような曲が多い。
※Stranger収録曲:「夢の外へ」は明るくポップな音楽ではある
脳梗塞から復活して発売された「YELLOW DANCER」では、比較的明るい曲が多くなっている。また、ブラックミュージックの要素を音楽に取り入れ反映してきたのも、この時期からだろうか。
ブラックミュージック感のある、音作りは本作でも取り入れられている。そこで外せないのが、星野源を支えるバックバンドのメンバーだ。
星野源とバックバンドメンバー
星野源のバックバンドメンバーはMVだけでなく、音楽番組やライブにも帯同している。
浮雲(うきぐも)/ ギター
本名は、長岡亮介
伊賀 航(いが わたる)/ ベース
星野源の最初のアルバムから参加している古株ベーシスト
lakeというバンドで自身も活動している
河村 智康(かわむら のりやす)/ ドラム
カースケとも呼ばれている
ハリーポッターのハグリッドが激やせしたかのような風貌で、ワイルドな印象を受けるがお酒が飲めないというギャップ萌えな一面もある
櫻田 泰啓(さくらだ ひろたか)/ キーボード
嵐のサポートメンバーをすることもある
従来であれば基本メンバーはこの4名だがNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌になった『アイデア』のMVから見慣れない人物がサポートメンバーとして参加している。
STUTS(スタッツ)/ MPCプレイヤー
MPCプレイヤーとはトラックメイカーの一種で、ヒップホップのビート部分を担当していると思ってもらえばわかりやすい。
アイデアの2番Aメロで突然、雰囲気が変わりSTUTSが登場。
軽やかに刻まれるビートが病みつきになっている人も多いのではないだろうか。
ちなみに筆者はその一人だ。
ブラックミュージック感のある音楽作りにおいて、STUTSの参加は絶対条件となりつつある。
星野源独特の影のある音楽だけでなく、ブラックミュージックの裏拍の取り方がマッチしていく。
星野源とブラックミュージックの歴史
星野源が初めてブラックミュージックに手を出したのは「YELLOW DANCER」に収録されている【Weekend】だ。
最初、ラジオから聞こえてきたときにSuchmosの新曲か?と思ってしまったのは今でも恥ずかしい思い出になる。
Weekendで初めてブラックミュージックを取り入れ、アイデアでは、STUTSの参加でより深い深度まで潜った音楽作りができるようになった。
そして、今回のPOP VIRUSだ。
もちろんPOP VIRUSの中でもブラックミュージックを取り入れている。
それが、リードナンバー【Pop Virus】
音の中で君を探してる
霧の中で朽ち果てても彷徨う
闇の中で君を愛してる
刻む一拍の永遠を
歌の中で君を探してる
波の中で笑いながら漂う
今の中で君を愛してる
刻む一拍の永遠を
刻む一粒の永遠を
平凡に見える歌詞。どこかで聞いたことがあるような音楽の羅列。
だけど、なぜか新鮮さがあり、聞き飽きない。
よく、こんな細かいところついたなという音探しをできるのは星野源の才能ももちろんだが、上記のサポートメンバーの存在も大きいだろう。
総じて、Pop VirusではSTUTSのビート音が曲全体をうまいことまとめている。これ、STUTSいなかったらできなかった曲なんじゃない?と思ってしまう。
星野源 Hello Song
Hello Songは2016年にAC(公共広告機構)のCMソングに採用された曲だ。
発表直後、販売されることはなく幻の一曲となっていたが、今作アルバムに満を持して投入された。
この販売されなかった理由は、ACとの契約上の問題で、契約期間中は販売できなかったという。
星野源のライブでは、ある種決まり切った流れができている。
それが、本公演のラストは「YELLOE DANCER」収録曲の『時よ』で、アンコール最後の曲は同アルバムに収録されている『Friend Ship』なのだ。
おそらく、Hello Songはその代用曲になるのではないかと予想している。
笑顔で会いましょう
という、歌詞からそう考えているだけだが、POP VIRUSリリースツアーで全貌が明らかになるだろう。
星野源のライブ情報
星野源は新アルバムPOP VIRUSを提げて、全国アリーナツアーを開催することになった。
アルバムには先行抽選券も付属しているため、今からでも間に合うからライブへ行きたいと思っている人はアルバムを購入しよう。
2月3日(日)京セラドーム大阪
2月16日(土)ナゴヤドーム
2月17日(日)ナゴヤドーム
2月23日(土)札幌ドーム
2月27日(水)東京ドーム
2月28日(木)東京ドーム
3月10日(日)福岡 ヤフオク!ドーム
チケット一般発売:2019年1月12日(土)
料金:¥8,500(税込)
入場制限:4歳以上チケット必要/入場に関する年齢制限無し。ただし3歳以下のお子様でお座席を必要とする場合は、チケット必要