【ネタバレなし】sumikaのファンについてsumika【Chime】リリースツアー@日本武道館から考えてみた
世間はホワイトデーで盛り上がっている2019年3月14日。
sumikaが新アルバム【Chime】をリリースしたということで、日本武道館にいってきた。
2018年におこなわれた「Starting Caravan」ツアーの最終公演だったろうか。
Sumikaについてこのブログでは何度も何度も紹介してきた。
片岡健太については「イケメンさ」を多くの方に伝えることができていて感謝するしかない。
しかし、こういう記事を書くと少なからずアンチが存在する。
アンチはファンという化けの皮を被り、近づいてくる。
そう。
「敵は味方のふりをする」のだ。
今回は、日本武道館でおこなわれた【Chime】リリースツアーの初日に参戦した感想とともにsumikaファンに感じる胸の引っかかりについて少し考察していこうと思う。
- sumika2度目の日本武道館は満員御礼
- 【Chime】リリースツアーのセットリスト(ネタバレなし)
- sumikaライブにおけるアンコールのマナー問題と賛否について
- sumikaのファンを分析してみる
- 【Chime】リリースツアーは成功するだろう
sumika2度目の日本武道館は満員御礼
正直、客入りはどの程度になるのだろうかと思っていた。
若干、メインステージが前面に出ていたものの客入りは多く【主催者発表1万人満員御礼!】といったところだろう。
Sumikaのファンは安定してきたsumika人気に胸をなでおろすとともに、チケットの倍率が上がることに少しだけ憂鬱になるのではないだろうか。
sumikaのライブはちょうど良い温度感
筆者は2階席南東。
片岡健太とともに黒田隼之介がよく見える位置。
前回のライブ参戦は「Starting Caravan」ツアーの新潟公演。
最後列だったため、メンバーの顔はよく見えなかったがメインステージが前列に出ているためメンバーの顔がよく見えた!
ライブで大切にしてほしい温度感を感じるには本当にちょうど良い大きさであり、規模感だったのではないだろうか。
ただ、日本武道館公演をするにはほんの少し背伸びをしている感じもしなくはなかった。
【Chime】リリースツアーのセットリスト(ネタバレなし)
セットリストに関していえば、控えめにいって【最高だった】という一言に尽きる。
これからの公演を楽しみにしている方のために、1曲でさえも曲名は出さないが新アルバムツアーなので新アルバムからセットリストに入ることは容易に想像できるだろう。
ライブに参戦する方は必ず新アルバムを聴いておこう。
セットリストの話題が出たので少し個人的な考え方を書かせていただく。
セットリストは演出の一つ
簡単にいってしまえばセットリストは映画でいう結末であり、ミステリードラマでいう犯人である。
映画を観る前から「〇〇が犯人だよ!」とか「主人公が〇〇なんだよ!」といわれてしまったら観る気は起きなくなるだろう。
音楽は別と考えている方が多いのかもしれない。
すでに音源は発表されており、インターネットやスマートフォンの中に入っている。
それをどんな順番で演奏するかだけだ!という安直な考えを持っているのかもしれない。
ライブをするアーティストとしては、音楽と舞台セット全てで「世界観」を作っていく。
ライブを観るファンとしては、音楽と舞台セット全てで「世界観」を感じ取っていく。
セットリストは、ライブにおけるあらすじであり・起承転結であり・結末なのだ。
セットリストの使い方・有効活用
セットリストは、既存ファンにとってみれば演出の一つである。
だからこそ、当日までネタバレをしないためにも「セットリストを見ない」「SNSで拡散しない」などの工夫は必要になるだろう。
これは、義務でもなんでもなくマナーだ。
セットリストの使い方実例
しかし、セットリストはまた違った活用の仕方もある。
初めて観るアーティストのライブだ。
例えば、サザンオールスターズのライブがあるとする。
今まで何十曲・何百曲という曲を発表してきた。
一通りの曲を聴いてみるのも一つの手ではあるが、さすがに時間的な問題がある。
そこでセットリストの登場だ。
すでにツアーが始まっている場合はセットリストを確認して、オリジナルのプレイリストをApple musicなどで作っておくのも良いだろう。
シャッフルで聞けば、曲順で覚えることは少なく曲の雰囲気や盛り上がりで他のオーディエンスと差が生まれることは少なくなる。
以前おこなわれたツアーやライブがあればそのセットリストをみてもどのような曲を聴いていけば良いか参考程度にはなるのではないだろうか。
sumikaライブにおけるアンコールのマナー問題と賛否について
sumikaのライブで印象的だったのは、アンコールを呼びかける際のマナーだ。
Twitterでも多少話題になっているが、アンコールまでの間にスマートフォンのライトを使ってsumikaを待つというもの。
これは、Mr.Childrenでも同様の問題として捉えられている。
このブログでも言及されているような問題。
スマホのライトを点けてステージを照らすことは、正直なんの問題もないと思っている。
なぜか?
アンコールを待つ間は演出なんてものが存在していないからだ。
また、アーティスト側から「みんなライトを点けて!」なんて言われれば尚更。
ライトを点けないで!という人たちも
「ライトを点けていない人はノリが悪い」と手のひらを返すのではないだろうか。
もう一言追加すれば、「アンコールはあって当然」「アンコールも演出の一つ」と感じている人が多いと思う。
その証拠に日本武道館でsumikaに対してアンコールを求める拍手は、まばらであり大きさも小さかったように思える。
ライトよりも問題なこと
問題は、ライトではない。
ライトをつけるという行為に便乗して撮影禁止のものを撮影することだ。
もし、皆さんのお子さんや家族を無断で撮影されてYoutubeにアップされていたらどう思う?
可能性がゼロではなく、動画に名前をつけられない限り「疑わしきはやらないのが一番」。
しかし、筆者はスマホのライトを点けたサイドの気持ちも充分わかる。
G FREAK FACTORYのライブでの一コマやKEYTALKの日本武道館公演にみる
G FREAK FACTORYというバンドについて知らない人の方が多いのではないだろうか。
群馬県出身のローカルバンド兼オールドルーキーだ。
また詳しくは別の記事で書こうと思う。
そんなG FREAK FACTORYは、群馬県で【山人音楽祭】というフェスを毎年開催している。筆者は2018年の山人音楽祭に初参戦した。
地元・群馬県で開催しているということもありG FREAK FACTORYが大トリを飾るのだが、アンコールでは自然にスマホのライトが点けられ会場が幻想的な空間になった。
日本のアーティストのライブでは、基本的にスマートフォンを出すことさえマナー違反だと思っていただけに衝撃が走ったのを覚えている。
G FREAK FACTORYメンバーは「ありがとう!」「綺麗だからこのままやろう!照明さん光大丈夫だよ」といい、その幻想的な空間でアンコールを始めた。
KEYTALKは女子中高生・大学生に人気がある4人組バンドだ。
下北沢から全国区レベルのバンドになり、いまでもフェスで大人気を博している。
そんなKEYTALKが日本武道館で初めてライブをしたのは2015年
書きながら(そんな前だったんだ)と心の中で感じているよ…
さて、KEYTALKだけでなくKEYTALKファンからみてもこの日本武道館公演は大きな飛躍で満員御礼だけでなくこの公演は開催前から注目されていた。
KEYTALKの「バイバイアイミスユー」という曲中に【GO】とスクリーンに映し出された瞬間、会場のオーディエンスが一斉にスマホを取り出しライトを灯したのだ。
これは、事前にスタッフから話があったとされており、KEYTALKスタッフからによるサプライズだったと思える。
この2バンドの名前をなぜ出したかというと、スマホを使っても良いという実例がこの日本国内に存在するのだということを証明したいから。
G FREAK FACTORYはファンサイドの自発性
KEYTALKはスタッフサイドからの提案
この2つがOKとなってしまえばsumika初参戦のファンからすれば、なぜ既存ファンがここまで怒っているのか理解に苦しむことにもなることがある。
sumikaのファンを分析してみる
【ファンはバンドの写し鏡】というべきか【バンドはファンの写し鏡】というべきか。
基本的にsumikaのファンは良い人が多いと思っていた。
また、「街中のおしゃれさんが集まっているライブ」という印象も受ける。
以前、このブログでも人気の【片岡健太がイケメンすぎてつらい】という記事を書いたあとにTwitterで記事のリンクを貼って批判を書いていた人がいる。
筆者は片岡健太のかっこよさについてただ書いているだけで、そこまで言われる筋合いは…という感じだったがそう感じている人がいるのは仕方がない。
中には「こんな記事でもお金もらえるのだから羨ましい」と書いてくれる古参の方もいたほど。
余談になり、話はそれるが筆者の月収は3ケタ万円を超えている。
そう。それなりに稼いでいるのだ。
ライターって素晴らしい仕事だよ。
と、個人的なアンチに対して悪口を書き続けても仕方がないのでsumikaのファンについて。
日本武道館公演が終わり、筆者は車で帰ったのだが武道館から出てくるファンをみると高校生・大学生だけでなく新社会人や30歳代・40歳代と中年世代のファンもいることがわかった。
また、公演後に会話をしている内容に聞き耳を立てていると
「これから大阪帰るのだるいわ」「あー、夜行バス乗るのか」という声が聞こえた。
日本武道館公演だから東京都近郊から来るファンが多いと固定概念で考えていたが実際は関西圏からも多くのファンが来ていたのだ。
【Chime】リリースツアーは成功するだろう
ここまでChime関連以外にもたくさんのことを書いてきたが、ライブの感想は「最高」という一言に尽きる。
セットリストは痒いところに手が届くような【sumikaのベスト】を出してくれている。
舞台セットもChimeというタイトルにぴったりのセットとなっている。
テレビ露出も増えてきている中で、もうワンランク上へいくためのツアーとなるだろう。
6月30日までツアーで駆け回る彼らがより高いパフォーマンスをして帰って来るのを待っていようと思う。