back number(バックナンバー)【アルバム・ライブ・アンコール・歌詞・出身地】はこれで網羅!【back number】(バックナンバー)との出会いは大不正解か?
今や国民的バンドとなったback number。3人組のロックバンドで恋愛ソングだけでなく青春の1ページにもなくてはならないバンドへとなった。
CMソングやドラマ・映画の主題歌も担当し全国ツアーライブでは20万人以上を動員している。アルバムも「アンコール」「あとのまつり」と数多くの名作をこの世に生み出している。
back numberの出身地はみんな大好き未開の地「群馬県」だ。世間一般では「グンマー」とか「グンマー帝国」などと揶揄され、群馬県に入るにはパスポートがなければいけないとまでいじられている。そんな群馬県でback numberはどのような生活をしてきたのだろう。
この記事はback numberの全てを知りたいと感じている人には必見になっているし、back number紹介記事のベスト盤と言える。
- back numberの裏話
- back numberのメンバーとは?
- back numberの結成・活動
- back numberの音楽のイメージ
- back numberのライブとは?
- back numberの曲作りと群馬県
- 清水依与吏の考えるback numberの恋愛ソング
- まとめ:back numberなんて聞かなければよかった
back numberの裏話
この記事を読み進めて頂く前に一つ裏話を。
このブログの管理人はback numberと同じ群馬県出身だ。
年齢で言えば7つほど違うので接点は薄い。
しかし、back numberがここまでになる前に聞いて強烈に心に残っている話がある。
陸上競技コミュニティ
清水依与吏は陸上部に所属していたことで有名だ。back numberのファンであれば全員知っているだろう。初めてこのブログで知る人はこれ読めば大丈夫だからね。
管理人も陸上部に所属していた。
ベル・アスレチックジャパン(通称:ベルドーム)
清水依与吏は高校時代はやり投げや走り幅跳びをしていたとされているが、中学生時代には棒高跳びをしていてベルに出入りをしていた。
ベル・アスレチックジャパンのつながりは強く(県内で棒高跳びの人口が少なすぎるので自ずと強くなる)、back numberから花束がリリースされるかされないかの時期(2011年5月)に管理人の同級生で棒高跳び経験者からback numberの話を聞かされた。ベル・アスレチックジャパンの会食か何かに清水依与吏が訪れメジャーデビューの報告とともにCD発売の報告をしたという。
高校の先生
清水依与吏、小島和也ともに群馬県立高校の出身だ。県立高校の教員は県内の高校へ転勤をすることがある。管理人も一応、県立高校の出身でその当時、古文の担当だった先生からこんな話を聞いた。
私の教え子でバンドをやっている奴がいます。
バンドなんてやめろと言ってもやめませんでした。
それからしばらく連絡がなくて連絡が来たと思ったらデビューできるという話でした。
そんな彼らはback numberと言います。
何年も前の話だが概ねこんな話をしていた。
その先生の前赴任地は伊勢崎工業高校だったので小島和也が教え子になるのだろう。
こんな話を聞いたことがある管理人が改めてお届けする。
back numberのメンバーとは?
back numberは3人組ロックバンドだ。
現メンバー
清水伊与吏
群馬県立伊勢崎商業高校。陸上部所属。
back numberで作詞作曲を担当している。
「バックナンバー」という名前の名付け親。
結成のキッカケになった彼女に振られた張本人であり、back numberが現在のポジションまで駆け上がる原動力となっている。
小島和也
群馬県立伊勢崎工業高校。
ベース・コーラス担当。2005年5月から加入。
栗原寿
1985年7月24日生。群馬県伊勢崎市出身。
伊勢崎市内の高校に通っていた。
2006年5月加入。
後述元メンバー齋藤と同じバンドに所属していた。
元back numberメンバー
齋藤真希夫
2006年5月ー2007年3月脱退。
現在は消防士・救命救急士として活動している。
主力サポートメンバー
村田昭
矢澤壮太
back numberの結成・活動
2004年に結成されたback numberが現在までどのように活動してきたのか時系列を見て紹介していく。もちろん情報不足で書けないものもあるがそれは後日加筆していこうと思うのでよければブックマークでもしてこの記事をいつでも見れるようにしておいてほしい。
2004年〜2006年:結成初期
back numberは失恋をきっかけに結成された。
vo.清水が高校時代に付き合っていた彼女に振られたことでback numberは結成された。
彼女は清水と別れた後にバンドマンと付き合ってしまった。そこでそのバンドマンを超えるバンドを作ろうとした。
「バックナンバー」という名前も「型遅れ」という意味合いで名付けた。彼女からしたら型遅れの自分に対する戒めの気持ちもあったのだろうか。
2004年には初めてback numberとしてライブ活動を行った。
最初のライブは群馬県伊勢崎市「Dust Bowl」もちろん小さなライブハウスだがback numberが一歩を踏み出したライブハウスだ。
2005年には初めての自主企画「SAMMY COLOR HEA KEAL BEER 2005」を開催。同時に1st demo音源「GIFT×LIFE」を発表する。
2006年〜2008年:準成長期
この3年間はback numberにとって最初の成長期と言える。
2006年「え、これ3つで1000円ですか」2007年「足痛い奴は帰れ2007」と2年連続して自主企画を行った。
2007年にはFM群馬主催「ROCKERS2007」で100組以上のバンドの中から準ベストロッカーズ賞を受賞する。
また同年・初ワンマン「ひとりでできるもん'07」を前橋DYVERで開催。ソールドアウトで幕を閉じた。
群馬県内での活躍が注目され始めると清水伊与吏の出身地群馬県太田市のコミュニティFMラジオ局「FM太郎」でレギュラー番組「back numberのpizza small world!!」が放送開始。(2014年終了)
2008年には500組以上の一般公募の中から選出され「湘南音祭」に出場する。
たった3年間でワンマン企画から大型野外フェスへの出場まで果たすことができた。
2009年〜2011年:芽吹き期
2009年にはミニアルバム「逃した魚」をリリースする。
「逃した魚」は清水伊与吏自身を逃した魚と表現し、元カノへ向けて「すべての物語とその終わりに感謝します」というメッセージカードが同封されていた。
実際に現在のback numberの活動を見れば「逃した魚は大きかった」と言わざるをえない。
インディーズバンドとしてback numberも例にもれず活動していた時期だった。
2010年にはフルアルバム「あとのまつり」をリリースする。
2011年には「はなびら」でメジャーデビュー。同年には「花束」もシングルとしてリリースされ一気に人気バンドへの仲間入りを果たした。
back numberメジャー2stシングル「花束」はカウントダウンテレビのエンディングにも採用され当時のback numberにとっては名刺代わりになる一曲となった。
2012年〜2016年:ヒット曲大量生産期
2012年〜2016年にかけてのback numberはリリースする曲が全てヒット曲となった。CMやドラマ、映画とのタイアップ曲も多い。
2012年 青い春(フジテレビ系土曜ドラマ『高校入試』主題歌)
2013年 高嶺の花子さん
2014年 fish
2015年 ヒロイン(JR東日本『JR SKISKI』CMソング)
2015年 クリスマスソング(フジテレビ系月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』主題歌)
2016年 ハッピーエンド(映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』主題歌)
back numberの発表するシングル曲のうちこれだけの数がタイアップ曲として採用されている。
また、ヒット曲が多くなるにつれ彼らの活動も大々的になっていく。
2013年には日本武道館で初ワンマンライブを敢行し即日Sold Outになった。
2014年にはニッポン放送「オールナイトニッポン」火曜レギュラーパーソナリティーに就任
2014年 横浜アリーナで初アリーナ公演を開催。即日Sold Out。
2016年ベストアルバム「アンコール」を引っさげ全国アリーナツアー「All Our Yesterdays Tour2017」を開催
2017年〜現在:確固たる立ち位置を確保期
バンドといえばいつの時代も自分たちの立ち位置を模索しながら1年を過ごすものだと思っている。かわい子ぶっている某イケメンアイドル事務所のタレントも可愛い路線だけでは生きていけない年齢に達すれば、「カッコ良い」という路線に変更していく。
back numberは2017年までの恋愛ソング、ヒット曲の数々で確固たる立ち位置を確保したと言ってよい。
だからか2017年には今までと大きく違う印象の「ARTIST」や今までの恋愛よりももっと世界観が広い「瞬き」をリリースできたのではないだろうか。
デビューし、「花束」「高嶺の花子さん」と人気が出た2013年には「FUNKY MONKEY BABYS」(ファンモン)が解散した時期と重なっていた。
「ファンモンの後釜で恋愛枠を取れた」
と影で思っていた人も多いが、back numberはファンモンの変わりではなく新しいバンドのポジションを確立した。
back numberの音楽のイメージ
back numberを聞いている世代は10代〜20代がメインになるだろう。
ライブ会場へ足を運べば30代の姿もちらほらと見受けることができる。
主にback numberの作る曲は恋愛系が多く「この曲のような恋愛がしたかった」と多くの人が共感している。
歌詞がストレート
back numberの中でもハイテンポで人気も高い「高嶺の花子さん」という曲がある。
高嶺の花子さんの歌詞はストレートで心うたれる。
会いたいんだ 今すぐ その角から
飛び出してきてくれないか
夏の魔物に連れ去られ 君の元へ
生まれた星のもとが違くたって 偶然と夏の魔物とやらの力で
僕のものになるわけないか
最後は自分のものにならないと諦めることって男子にとっては日常茶飯事だ。
好きな人のことを考えてあれこれ想像や妄想するのも男子の楽しみの一つだ。
女子もそうなのかもしれない。
憧れの男子とどこに出かけたい、こんなことをしたい、あんなことをしたいと妄想を膨らませるが実際は叶わないことが多い。
結局、恋愛なんて自分の想い通りにいかないと思わせてくれるのがback numberだ。
ダサい恋愛
back numberの中でもトップ3に入るくらいダサい恋愛をしているのが「世田谷ラブストーリー」だろう。
「世田谷ラブストーリー」の歌詞はこのようになっている。
もう終電に間に合うように 送るようなヘマはしない
もうしないからさ
彼女か女友達なのか気になっている子を終電で帰してしまうことを後悔している。次に会うときにはゆっくり過ごそうとしているのだろうか。それともただエッチなことをしたいだけなのか。
彼女を送った後にはこんなことを言っている。
ついさっきまでこの街に 君がいたのか
あぁ 君がいたのか
ここまで後悔してダサい恋愛をした曲はback numberの中でも世田谷ラブストーリーくらいだろう。とにかく歌詞がダサすぎる。
この「世田谷ラブストーリー」は短編映画にもなっているので興味がある人は見るようにしよう。
等身大の歌詞
back numberの歌詞は等身大で聞いている人に投げかけるような言葉もたくさん入っている。代表的なものは「花束」だろう
どう思う?これから 二人でやっていけると思う?
んー どうかな? でもとりあえずは一緒にいたいと思ってるけど
そうだね。だけどさ最後は私が振られると思うな
んー どうかな? でもとりあえずは一緒にいてみようよ
付き合ったばかりか半年以内のカップルが語り合うところを歌詞で表現しているのだろう。このごく自然なやり取りを歌に乗せて大ヒットさせたのだからback numberは底知れぬポテンシャルを持っているのだろうと思ってしまう。
さらに
浮気しても言わないでよね
知らなければ悲しくはならないでしょう
賛否両論ある歌詞だが、こんな弱気で相手の顔色しか伺っていない歌詞が今までの恋愛ソングであっただろうか。
そういう歌詞の作り方から見ても清水依与吏・back numberのポテンシャルを評価せざるをえない。
清水伊与吏・歌への考え方
清水伊与吏は過去に受けたインタビューで「恋愛はどんなに頑張ってもどうにもならないことがある。だから歌にするしかなかった」と語っている。ここで結成の話に戻る。
back numberは振られた彼女を見返すために結成されたバンドだ。
恋愛でどうすることもできなかった清水伊与吏が出した答えは音楽で見返すこと。このベースにある考えを糧に今日まで音楽を作ってきているのだろう。
ファンと共に歩むback number
back numberを語る上で欠かせないのはback numberとファンの近さだ。
曲には主人公が存在し、その主人公に清水伊与吏の影がどことなく入っている。
その主人公にback numberのファンは一喜一憂するのだろう。
どうしても恋愛の傷は治りにくいし、傷をいつまでも負って毎日を生活していかなければいけない。
そんなとき、back numberの曲の主人公たちは常に自分に寄り添ってくれているのだ。
曲でもライブでもファンとの間が近いとはっきり言える。
back numberは今でも小さなライブハウスでファンとゼロ距離のライブ活動を行っている。
題して「One Room Party」。back numberのファンクラブは「One Room」と呼ばれている。そのファンクラブ限定イベントになる。
これからもずっと、テレビやアリーナにいかなければ会えないバンドではなく小さなライブハウスでも会うことができるバンドでなければいけない。
back numberのライブとは?
もちろん最初はback numberも小さなライブハウスで実績を積むしかなかった。
今やホールツアーだけでなくアリーナツアーも実施しているback numberのライブはどのようなものなのだろうか。
舞台へのこだわり
LEDスクリーンと一緒に大型ビジョンを配置しアリーナ・ホール問わず観客がフェアに楽しめる空間作りを意識している。
インディーズ時代には野外ステージでもライブをしていた。
小さなライブハウス時代からも一緒でライブは観客とフェアに楽しむ場と解釈しているのだろう。
清水伊与吏ライブへの考え方
2017年さいたまスーパーアリーナで行われた「All Our Yesterdays Tour 2017」で清水伊与吏のバンド活動・ライブ活動に対する考え方が顕著に見られた。
この日はback numberとして初のさいたまスーパーアリーナでの公演。
2daysの2日目だった。
前日から清水伊与吏の喉の調子が悪く「歌えない」と思っていたという。
「でも、歌えなくって観客に『今日じゃない方が良かった』『観に来なかったら良かった』と思われたら曲もかわいそう」
とアンコールのMCで語っていた。
バンドや自分のことも大切だが、『曲を愛している』と伝わる言葉だ。
声が出なくても全力で歌うと心に決めると清水伊与吏はライブに全力全霊で臨んでいる。
「俺たちを観に来てくれた人が『back number好き』『back numberのライブ行ったけど最高だった』と話せるようなバンド作りをしていきたい」
ここまでファンに向かって正直に言えるとファンも自信を持って応援できる。いや、応援しなければという気持ちにもさせてくれる。
ライブでの盛り上がり
back numberの曲はバラード曲が多い。実際にライブではオーディエンスが手を上げて曲に乗ることはないと思っていたが大違いだった。
「百聞は一見に如かず」とはまさにこのことを言う。
back numberの中でもハイテンポになる「スーパースターになったら」ではライブの定番キャノン砲から銀テープが放たれ、清水伊与吏は「愛しているぞ」と叫ぶ。
「高嶺の花子さん」では客席が歓声と笑顔で包まれ両手を突き上げライブを盛り上げる。
そこらへんのロックバンドよりも全然ロックだった。
back numberなんて草食系男子が彼女と自宅でコーンポタージュでも飲みながらまったり聞くバンドだろうと思っていた自分をぶん殴ってやりたい。
back numberの曲作りと群馬県
back numberの曲にはモデルが存在する。
その多くが群馬県と言われている。
それならばと今までback numberが作ってきた曲とそのモデルがどこなのかを紹介していこう。
西藤公園
今 君を抱き寄せて 大丈夫って言えたら何かが変わるだろうか
見下ろした街と 見上げた星空だけじゃ
塗つぶせないだろうか
この一節を歌に込めるきっかけとなったのは群馬県太田市にある西藤中央公園だ。閑静な住宅街にあり、どこらへんにでもある公園だが清水依与吏には特別な公園に見えたのだろう。
歌詞の中にもある『君』との思い出の場所なのは確かだ。
清水依与吏が過ごしたと思われる東屋は今や中学生の溜まり場になっている。
この東屋は「花束」の冒頭の歌詞。
どう思う?これから 二人でやっていけると思う?
んー どうかな? でもとりあえずは一緒にいたいと思ってるけど
そうだね。だけどさ最後は私が振られると思うな
んー どうかな? でもとりあえずは一緒にいてみようよ
を当時の彼女と話し合った場所としても有名だ。
風の強い日
風の強い日の歌い出しにこんなフレーズがある。
ケーキ屋の前を通りながら
あなたと行った場所を思い返してみる
雨上がり 風の強い日
このケーキ屋。実は漬物屋なのだ。
歌詞通りであれば清水依与吏もここを歩き「あなた」と何かしらの思い出を作っていたことになる。
チェックのワンピース
夜の街を見下ろしながら 何となく気づいたことは
あんなに綺麗に光ってたってさ
自分は見えないんだよな
チェックのワンピースのほぼ全てをこの一文で表現できていると言っても過言ではない歌詞。強烈なインパクトを与えてくれている。
そんな「夜の街」は清水依与吏の出身地である太田市であり、「見下ろし」ているのは太田市を一望できる金山城跡という小高い展望台だ。
夜になれば太田市を始め群馬県の夜景を一望できるが、走り屋も多い。女性だけで行くには少し危険な場所なので注意が必要なのかもしれない。
電車の窓から
生まれて育った 街の景色を
窓の外に写しながら
銀色の電車は通りすぎていく
僕を乗せて通りすぎていく
地元を歌ったこの歌詞に出てくる「銀色の電車」は東武伊勢崎線の車両を指している。清水依与吏が通っていた伊勢崎商業高校に通う際利用していた路線。
清水依与吏の考えるback numberの恋愛ソング
清水依与吏は某雑誌のインタビューでback numberの恋愛ソングについて語っていた。
この企画では「恋の始まり」「恋の最中」「恋の陰り」「恋の終わり」と4段階で数曲ずつ選ぶようになっていた。
詳細の記事はこちらを見て欲しい。
まとめ:back numberなんて聞かなければよかった
すべての記事を読んでみてどうだろうか。
彼らほど等身大でたまにバチバチにかっこよくて、たまにボロクソに格好悪いバンドはいない。でも、その等身大さがファンを魅了しているのだろうと思う。
back numberの作る曲は誰も一人にはさせない。
曲に登場する主人公たちが必ず寄り添ってくれる。
だからこそback numberの曲は一度聞いて自分を当てはめてしまうと一生抜け出せないほどの依存性を出してしまう。
裏を返せばいつでも心に音楽として寄り添ってくれるが、大好きな人と聞いた曲や思い出の曲になればなるほどback numberなんて聞かなければよかったと思わせられるのではないだろうか。
そういう管理人も何曲かback numberによって寄り添われている曲がある。
これが辛い一曲にならないようにまた明日からも頑張っていくしかない。